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ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 2) 文庫 – 2004/1/1
- 本の長さ419ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2004/1/1
- ISBN-104151300023
- ISBN-13978-4151300028
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/1/1)
- 発売日 : 2004/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 419ページ
- ISBN-10 : 4151300023
- ISBN-13 : 978-4151300028
- Amazon 売れ筋ランキング: - 375,744位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。
1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。
1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、読んだ事はあるのですが、ポアロものが好きなので、また、少しずつ集めようと思って購入しました。
2020年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アガサ・クリスティのポアロのフランス語交じりの会話。ちょっと、うざったいような、でもそれがポアロっぽい様な気もする。そんなものと思っていたのが、この新潮文庫の作品は、凄く、普通の喋り方をするポアロで、逆に物凄く新鮮だった。考えれば、何十年前に角川文庫の「アクロイド殺人事件」を読んだ時の感覚が戻った感じがする。デビット・スーシェではない、普通人の小男探偵がそこにいる感じだ。何だか、懐かしい様な、とても新鮮な感覚だった。また、本作は、通常のポアロものよりも、エンターテイメント性が高く、冒険活劇の印象もある。前半は少し、もたもたしているが、とても楽しく読める一冊だと思った。これは本当に悪くない。いままで、敬遠して読まなかったのが嘘みたいな感じだ。
早川書房には、お世話になっているから、文句は言えないが、多くのクリスティ作品の翻訳権を独占しているので、新潮文庫の作品が少ないのか、と改めて思う。
早川書房には、お世話になっているから、文句は言えないが、多くのクリスティ作品の翻訳権を独占しているので、新潮文庫の作品が少ないのか、と改めて思う。
2011年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私のお気に入りキャラクターであるヘイスティングス大尉が大活躍する本作、楽しく読ませていただきました。彼の、既読のポワロ作品での迷走に輪をかけた今回の(罪のない)引っ掻き回し振りに、読書中何回か天を仰ぎました(彼を許したまえ!笑)。本作は多分、<ヘイスティングスやっちゃったね〜度>1位の作品ではないでしょうか。ベルギーが生んだ友情に篤いタマゴ天使の助力がなかったらどうなっていたことか、ほんとに。
ともあれ、今回は資産家の男性が殺害される事件です。フランスの肉体派探偵ジロー氏がポワロのライバルとして登場し、物語を盛り上げます。登場人物(というか、容疑者)の人数が少なく、場面の移動も余りないので『愛国殺人』や『メソポタミアの殺人』などに比べれば推理自体はし易い方だと思います。以下、若干ですが推理のヒントになることを書いてしまったので、未読の方はお気をつけください。
私は読みながら事件の怪しい点をメモし、しょっちゅう立ち止まってしつっこく考え、時々&所々見当違いの方向に進みかけてポワロに修正されながらでしたが、最終的に犯人自体は当たりました(ラストのどんでん返し手前では「犯人外した・・?」と一瞬落ち込みましたが、実は当たっていたのでいい歳して思わずガッツポーズ)。でも、今回は疑似餌・偽装にそんなにひねりがなくていくつかの嘘は分かりやすいです。そこから考えていけば、一つ目の事件はある程度すっきりします。また、ヘイスティングスが登場する話は冒頭部の会話シーンに伏線があり、それが大きなヒントになっていることが多い気がします。
そんな訳で、本作はヘイスティングスファンなら必読の一冊です。未読の方がいらしたら、できれば少なくとも最終作『カーテン』を読む前に本作を読まれることをお勧めします。
ともあれ、今回は資産家の男性が殺害される事件です。フランスの肉体派探偵ジロー氏がポワロのライバルとして登場し、物語を盛り上げます。登場人物(というか、容疑者)の人数が少なく、場面の移動も余りないので『愛国殺人』や『メソポタミアの殺人』などに比べれば推理自体はし易い方だと思います。以下、若干ですが推理のヒントになることを書いてしまったので、未読の方はお気をつけください。
私は読みながら事件の怪しい点をメモし、しょっちゅう立ち止まってしつっこく考え、時々&所々見当違いの方向に進みかけてポワロに修正されながらでしたが、最終的に犯人自体は当たりました(ラストのどんでん返し手前では「犯人外した・・?」と一瞬落ち込みましたが、実は当たっていたのでいい歳して思わずガッツポーズ)。でも、今回は疑似餌・偽装にそんなにひねりがなくていくつかの嘘は分かりやすいです。そこから考えていけば、一つ目の事件はある程度すっきりします。また、ヘイスティングスが登場する話は冒頭部の会話シーンに伏線があり、それが大きなヒントになっていることが多い気がします。
そんな訳で、本作はヘイスティングスファンなら必読の一冊です。未読の方がいらしたら、できれば少なくとも最終作『カーテン』を読む前に本作を読まれることをお勧めします。
2018年2月15日に日本でレビュー済み
ポアロ単体よりもヘイスティングスとの掛け合いが読める作品が好きで、昔はそればかり漁っていました。
その中でも特に好きなのが本作。読んでいて楽しく、状景が目の前に浮かぶ。
あまり有名ではありませんが、ポアロのベストかもしれません。
その中でも特に好きなのが本作。読んでいて楽しく、状景が目の前に浮かぶ。
あまり有名ではありませんが、ポアロのベストかもしれません。
2009年10月4日に日本でレビュー済み
フランス、イギリス、南米の話題がでてきて、国際的な感覚が身につきます。
どこの国の人は、どの国をどう思っていたかが、なんとなく伝わりました。
ポアロ、ヘイスティング以外にも、刑事、予審判事など、登場人物もさりげなく登場していて、話の進展に役立っています。
事件の当事者たちも、いろいろな女性がでてきて華やかです。
映像作品も、きっと美しいのだろうなと予測できます。
ポアロものは、最初にテレビで見てから、本を読むようになったので、
いつもテレビに登場する人物が頭に描かれながら、
なおかつ、日本語の声優さんの語り口が焼きついていて、
本を読んでいても、そのまんまが再現され、楽しくなります。
事件は、ゴルフ場というよりは、ゴルフ場建設現場の横の屋敷ということで、
日本語のタイトルが適切かどうかは分かりません。
屋敷の使用人の方々も、特徴のある性格で、話題に花を添えてくれています。
どこの国の人は、どの国をどう思っていたかが、なんとなく伝わりました。
ポアロ、ヘイスティング以外にも、刑事、予審判事など、登場人物もさりげなく登場していて、話の進展に役立っています。
事件の当事者たちも、いろいろな女性がでてきて華やかです。
映像作品も、きっと美しいのだろうなと予測できます。
ポアロものは、最初にテレビで見てから、本を読むようになったので、
いつもテレビに登場する人物が頭に描かれながら、
なおかつ、日本語の声優さんの語り口が焼きついていて、
本を読んでいても、そのまんまが再現され、楽しくなります。
事件は、ゴルフ場というよりは、ゴルフ場建設現場の横の屋敷ということで、
日本語のタイトルが適切かどうかは分かりません。
屋敷の使用人の方々も、特徴のある性格で、話題に花を添えてくれています。
2022年1月11日に日本でレビュー済み
<ネタバレ注意>
ゴルフ場は英語で golf course であるが、イギリスでは links と呼ぶらしい。
ちょっとググると、スコットランドの海沿いのゴルフ場を links というなんて書いてあったので、英国人が一般的にゴルフ場を links と呼ぶのかはよくわからない。本作の舞台はスコットランドではなくフランスなので、特にゴルフに詳しいとは思えないクリスティーが、勘違いしていた可能性もある。
いずれにせよ、邦題はほぼ直訳で間違いないのだが、それでもこの安っぽい題名はなんとかならんかったものか。
本作早々でポワロを手紙で招いた依頼者は、たしかにゴルフ場造成地のバンカー予定地に掘られた墓穴で見つかる。犯人が掘ったに違いなく、その目的は死体を隠して事件性を消す目的の筈だが、死体に土を被せておらず、そもそもいずれ掘り返されるバンカー予定地に墓穴を掘ったのはなぜか? というのが最初のリーダビリティとなるが、基本的にゴルフ場の出番はこれだけ。
以前のちょっとした事件として、一度だけポワロの口にのぼる日本の相撲と大して出番は変わらないw
ストーリーは二転三転あって、デビュー第三作でもさすがはクリスティーに外れなしの基準にあるとは思うが、依頼者=被害者が、「おいでください。後生です!」と念押すほどにポアロを呼び寄せる必要があったとはイマイチ思えないし、ポワロと張合うポジションのパリ警察のジロー刑事はあまりにステロでしょぼい。
ふと感じたが、本書を男性作家が今書いたとしたならば、さぞやいろいろ差別だと言われることだろう。
わたしはこの題名から、長らく本書を手に取らなかったふつつか者だが、シリーズファンにとっては外せない作品である。
語り手のヘイスティングスは、本書で二人の若い女性に出会う。
冒頭に逢ったシンデレラには、「うつくしい小娘」だけど、「白粉を顔に塗りたくり」唇は「人間でも食べたみたいに」真っ赤だと描写し、数頁あとに見かけたマルトに対しては、「美の礼賛者」である彼が「これまでにこんな美しい娘を見たことがない」んだと。
さすがはポワロに「あなたはトルコ人の情熱をお持ちだ」と評されるだけのことはあるw
冒頭でシンデレラとヘイスティングスは、スタイルズ荘について話しているが、よもや数十年後に彼らの娘がスタイルズ荘で新たな殺人事件に巻き込まれるとは夢にも思わなかっただろうww
ゴルフ場は英語で golf course であるが、イギリスでは links と呼ぶらしい。
ちょっとググると、スコットランドの海沿いのゴルフ場を links というなんて書いてあったので、英国人が一般的にゴルフ場を links と呼ぶのかはよくわからない。本作の舞台はスコットランドではなくフランスなので、特にゴルフに詳しいとは思えないクリスティーが、勘違いしていた可能性もある。
いずれにせよ、邦題はほぼ直訳で間違いないのだが、それでもこの安っぽい題名はなんとかならんかったものか。
本作早々でポワロを手紙で招いた依頼者は、たしかにゴルフ場造成地のバンカー予定地に掘られた墓穴で見つかる。犯人が掘ったに違いなく、その目的は死体を隠して事件性を消す目的の筈だが、死体に土を被せておらず、そもそもいずれ掘り返されるバンカー予定地に墓穴を掘ったのはなぜか? というのが最初のリーダビリティとなるが、基本的にゴルフ場の出番はこれだけ。
以前のちょっとした事件として、一度だけポワロの口にのぼる日本の相撲と大して出番は変わらないw
ストーリーは二転三転あって、デビュー第三作でもさすがはクリスティーに外れなしの基準にあるとは思うが、依頼者=被害者が、「おいでください。後生です!」と念押すほどにポアロを呼び寄せる必要があったとはイマイチ思えないし、ポワロと張合うポジションのパリ警察のジロー刑事はあまりにステロでしょぼい。
ふと感じたが、本書を男性作家が今書いたとしたならば、さぞやいろいろ差別だと言われることだろう。
わたしはこの題名から、長らく本書を手に取らなかったふつつか者だが、シリーズファンにとっては外せない作品である。
語り手のヘイスティングスは、本書で二人の若い女性に出会う。
冒頭に逢ったシンデレラには、「うつくしい小娘」だけど、「白粉を顔に塗りたくり」唇は「人間でも食べたみたいに」真っ赤だと描写し、数頁あとに見かけたマルトに対しては、「美の礼賛者」である彼が「これまでにこんな美しい娘を見たことがない」んだと。
さすがはポワロに「あなたはトルコ人の情熱をお持ちだ」と評されるだけのことはあるw
冒頭でシンデレラとヘイスティングスは、スタイルズ荘について話しているが、よもや数十年後に彼らの娘がスタイルズ荘で新たな殺人事件に巻き込まれるとは夢にも思わなかっただろうww